とにかく楽しく、驚きがそこにあるが、別に奇をてらうわけでもない。何から何まで美味しい。長崎からまた食べに来たい。来栖さんをはじめ、とっぽい兄ちゃんかと思ったが、とっても食事の好きな人だった。

創作料理の枠を越えた来栖氏のオリジナルワールド、堪能しました。10点といきたいところですが、コーヒーについては入れ方など、やや手なれておらず、一点集中職人主義の世界から時にそれてしまう気配があり、-0.5点としました。しかし、総合的にとても良かったです。

一つ一つの素材の工夫と美味しさにただただ感動するのみでした。オーナーの料理へのコンセプトもすばらしい。あとの0.5点は新店舗に移ってからにとっておきたい。

料理も知でここまで達成できる。医療もより工夫しないと恥ずかしいと身の引き締まる思いでした。

何かになろうとしない。自分自身である。その気骨ある探究力を想像力にはこの点がふさわしいと思います。おいしくて、とても幸せになり、生き方まで励まされるようなそんなお店でした。

シンプルさは悪くないですが、物足りない感じがしました。おそば系の2品良かったです。ワインお願いしたのと違ってたと後からわかり、ポイント下がりました。ちょっとワインは若すぎたように思います。何度かくるとお店のよさが分かりそうです。

つきつめている点においては、比類なし。スマートすぎて窮屈な点、今後の彼の成長にあえて10点-5点=5点。